2019年05月21日

高山と奥飛騨温泉郷

ちょっと古いけど、5月8日に配信された共同通信の記事を拝借


パートナー制度導入求め要望書 LGBTら埼玉・草加市に

性的少数者(LGBT)のカップルをパートナーとして公的に認める「パートナーシップ制度」の導入を求め、埼玉県の当事者や支援者でつくる「レインボーさいたまの会」が8日、同県草加市に要望書を提出した。同会によると今後、県と県内全63市町村に順次提出する方針。当事者らが一つの都道府県内の全市町村に要望書を出すのは全国初という。

要望書では、LGBTに該当する人が全国で7.6%に上るとの民間調査を踏まえ、県内にも多くの当事者が存在すると指摘。パートナーシップ制度の創設や啓発活動、差別禁止の条例制定などを求めた。


記事にもあるように、草加市への要望というのはあくまで第一弾のようで、
埼玉県内全63市町村に要望していくというのだから、
「レインボーさいたまの会」さんに関しては本気度が見えてくる、
そんな気がしなくもない

その後、以下のように要望を出し続けているようだ















この要望書を出した「レインボーさいたまの会」さんの気持ちは
他の都市でも広まりつつあるパートナーシップ制度をわが町でも、
という点においては分からなくともない

5月19日のツィートにいったいどのような要望書を提出したか、
文書の画像が掲載されていたので、
書き出してみた

読んで見ると印象が変わってくる


台和元年5月15日
チーム所沢代表

性的少数者にフレンドリーな◯◯を目指す要望書提出について

性的少数者は日本に多く暮らしており、その生活の困難さや生きづらさは徐々に認知され、積極的に手を差し伸べる自治体も僅かながら増えてきました。

埼玉県においても、下記について、7682名が賛同するとおり、パートナーシップ認証制度をはじめ、性的少数者に対する諸施策の取り組みを積極的に進めていただけますよう要望いたします。なお、別紙1にて、貴市に対して求める重点施策、別紙2にて署名者の要望を添付いたします。

要望の要旨:埼玉県内の市町村において、性的少数者に関する取り組みを推進し、性的少数者にフレンドリーな自治体を目指してください

LGBTに該当する人は全体の7.6%(13人に1人)に該当するという分析もあります。埼玉県内の全ての人が、活き活きを募らせる“彩”のある地域社会を実現するため、以下のことをお願いいたします。

1.各自治体において、性的少数者に関する啓発活動を行い、理解を増進してください
2.自治体が行っている様々な施策に関して、性的少数者に対する対応について検討してください
3.東京都渋谷区や世田谷区などで行われている、パートナーシップ認証制度を創設してください
4.性的少数者に対する差別禁止の条例制定など、性的少数者が抱える様々な問題に対する取り組みをしてください
5,以上のことを通して、性的少数者にフレンドリーな“彩”のある自治体を目指してください。


性的少数者にフレンドリーな◯◯を目指す要望書提出について、
の◯◯の部分は意図的に消してあるようで不明

どうしても性的少数者は「困難を抱えている」
「生きづらい」「差別されている」と
言いたいようである(涙)

前回の記事でも書いたが、
パートナーシップ制度にしろ同性婚にしろ、
第三者に対するカミングアウトが大前提となってくる訳で、
こういった「困難を抱えている」だの「差別されている」云々という印象づくりは
当事者のカミングアウトを遠ざける要因になっているとしか思えない

すでにカミングアウトしている人は、
仮にパートナーシップ制度なり同性婚が実現したとしても
有意義に活用できるだろうけど
今現在、カミングアウトしていない方が
カミングアウトしづらい社会にしているのは、
他の誰でもなく活動家さん自身であると私は考える

パートナーシップ制度程度であれば、
別に家族へのカミングアウトは必要ないかもしれないが
これを同性婚につなげていこうと考えれば、
間違いなく家族へのカミングアウトは必要になってくる

LGBTの中でもゲイに関して言えば、
社会に対し不安や不満がある方というのは少数派であると思うのよな

だいたい職場内におけるゲイなんて、
あくまで「独身男性」にすぎない
ノンケの独身男性は常に「結婚」というプレッシャーをかけられるが
ゲイならそんなプレッシャーとも無縁だ

しかしながら親にカミングアウトするかしないかで悩んでいる方や、
悩んだ経験があるゲイは大勢いると思う

本来は、「僕は男が好きなんだ」と改って親に言うまでもなく、
「紹介したい人がいる」といって、
ごく自然に同性の恋人を親に紹介できる、
まさに「カミングアウトするまでもない世界」というのが
活動家さんたちが目指していた社会ではなかったのかと思うのよな

それを阻害しているのは
まぎれもなく活動家さん自身です
そろそろ気づきませんか?

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また、社会に対しで「理解しろ」云々と言うまえに、
まずは当事者側に対し、
「世間の誤解を受けるようなことはやめよう」
といった活動をされた方がいいのではないでしょうか

今はなくなったのだけど、
私が暮らす町の駅前にかつて24時間営業のサウナがあって
そのサウナのあちらこちらに「ホモ行為禁止!」と張り紙がしてあった

私は高校生の時から山小屋で働いていたもので、
その頃から地元とこの町を行き来していたのだけど、
高速バスで来ると到着が5時前だったもので、
たびたびこのサウナの世話になっては、
この張り紙を眺め、ホモからの需要はないことを思い知ったものだった(涙)

また、ネットの掲示板なんかでも、
「ハッテンスポット」として、一般的な銭湯やサウナ、公園、海岸、プールなどが紹介されていたものだ

同性愛者に対する偏見というのは、
メディアによって作られたものも多々あるだろうけど
当事者によって作られたものもまた多々あると思うのよな
屋外でのハッテン行為、
公共の場でノンケにちょっかいをかける、
公共の場を「いかにも」な方が占拠する、なんていうのはその最たるものではなかろうか

こういった、世間に誤解や偏見を与えるような行為をやめよう、
と、当事者に訴えることが、
社会に対し云々という前に必要ではないでしょうか

活動家さんが、当事者の方を一切見ていないから、
何を言っても説得力に欠けるのです

いやいや、そんなことをやっているのはゲイだけだ、
レズビアンにもトランスジェンダーにも関係はない、
とおっしゃるかもしれませんが、
それならLGBTというくくりから
ゲイは抜いた方が今後の活動はやりやすいのではないかと思います

それ以前に、明らかに抱えている問題が違う
Tの方とLGBを一緒くたに語るのは、
いろんな意味で限界に達しているのではないでしょうか






この週末、旦那とドライブがてら飛騨高山に行った
街を散策して、ラーメン食べて、
帰りに温泉でも入っていこうとなって、
奥飛騨温泉郷を目指した

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助手席で旦那は寝息をたてはじめ、
そういえば、でもないが、
20年ほど前にも同じルートをたどったことがあったな、
なんてことを思い出す

当時の私はいすゞの「ミュー」っていう四輪駆動車に乗っていたのだけど、
助手席にいたのは男ではなく、女性だった
その時も高山の街を散策してラーメン食べて、
奥飛騨温泉郷に向かったのだ

彼女との、初の一泊旅行だった

私たちは、新平湯温泉にあるとある宿に到着した
宿の方は恐らく、私たちをごく普通の夫婦としてみてくれていた、と思う(笑)
ロビーで「たんぽぽコーヒー」のおもてなしを受けてから、
仲居さんが部屋へ案内してくれた

それまでご機嫌だった彼女の様子が急変したのは、
部屋にあった「露天風呂」を見てからだ

その場で何を言われたのかあまり記憶にないのだけど、
「何、これ、下心丸出しじゃないの!」
みたいな感じで激怒し始めたのである

当時の私は確実に男にしか性的な興奮を抱かない、ということはわかってはいたものの、
実際にゲイ向けのエロビデオを買ってみたら、
男性の裸体には興奮するものの、
男性同士のセックスシーンというのがどうしても受け入れることができずにいて、
うーむ、自分はいったい何者なんであろうか、
と悶々とした日を過ごしていた

なら、女性となら、、、、という下心があったのは事実であるし、
決して否定はしない

しかし、しかし、である
温泉でも行くか、と声を掛けたら、
うん、行く、行く!とご機嫌な顔でついてきたのは彼女の方である
露天風呂付きの客室を選択したことにも、当然、意味があった

私は「へ?」みたいな感じになり、
いやいや、お姉さん、男と女がですね、互いに合意のもとで温泉で1泊、
それも同室でですよ、
そりゃあんなこと、こんなことになるのは当然のことではないでしょうか、
と、言ったらますます火に油を注いだ形になり、
その後翌朝に至るまで、ほぼ会話なしに過ごすことになったのだった

今思えば、あの時の一件が
「自分が女性と付き合うのは無理なこと」
という決定打を与えてくれたような気もする

同性愛というのは世間一般的には異質なものに映るだろうけど、
一応、女性とのお付き合いも経験した身として感じるのは、
異性愛より同性愛の方がよほど楽であるということか

世間に何を言われようが、
別にそんなこと、どうでもいいことだ
社会的には何の保障もない赤の他人である男同士が、
ただ単にお互いを信じてる、というだけで何年も生活を共にしている

うちの場合は旦那のキャラによる部分も大きいのだろうけど、
私は45年ほど生きてきて、
今が一番毎日笑って過ごせてる、そんな気もする

ゲイであることを辛いと考えている若い方がいるなら、
ノンケの苦労も知った方がいいであろうし、
あれこれ悩んでいる暇があるなら
腕立て伏せやスクワットでもして汗をかき、
ゲイにもてる術を考えた方がよほど有意義であると思う

少なくとも、悩みの解決方法を活動家さんに頼ったところで、
彼らは「いかに悩むか」しか教えてくれないのだ
その点だけは気づいておいた方がいい

旦那と私は奥飛騨の湯を満喫してから帰路についた




posted by かずと at 22:00 | ホモのひとりごと